■真木が風邪をひくだけの話■
■「たまには甘えたいです・・少佐・・・・」
はぁはぁと息を崩しながらベッドに寝転ぶ真木は兵部の腕をつかんだ
「・・・やだなぁ真木・・・・・・・看病するって言ったんだから僕が君から離れるわけが無いだろう?」
「・・・そういことじゃなくて・・・・・・・////」
耳まで真っ赤に顔を赤らめた真木は目をそらしながら床から起きれない鈍い体を恨めしそうにしつつも、熱のこもった手でつかんだ兵部の手の冷たさに少しの寂しさを感じていた
兵部は真木の寝るベッドの上・・・頭のすぐ近く、触れようと思えばすぐ手の届くその位置に体を浮かせて本を片手に先ほどまで真木を見ていた
真木は昨日から風邪で寝込んでいるのである。
「君の能力は殺傷力が高いからね万が一暴発でもしたら他の誰かが傷つきかねない・・・・・・・・・・・・そう言ってしまえば傷つくのは君だとも分かっているけれども・・・・・」
”だから・・・・”
と本を手放してもう片方の手で真木の頭に手を伸べようとする兵部のそれを真木はチラリと横目で見た後頭を伏せて受け入れた
「分かってます少佐・・・・」
だから下手に甘えて無意識に能力の制御を怠りたくはない・・・けれども・・・・・・・・・
子供心に甘えたかった幼い日の自分の心がどこか奥底で心を焦がす
「俺は・・・・」
俺はまだ”アンタ”に・・・・・・・・
”少佐”だって触れれば傷つく・・・・・”それを口にすることすら傷つけてしまうことになるのもわかってる・・・・・・・
弱った俺のそばに居れば微弱な念波の干渉で少佐自身の心身にも弱りが出るかもしれないかもしれないことも分かってる・・・・・・
でも俺は・・・
謝っても謝りきれないことをした自分を思い浮かべる・・・・・・
(※BF汚染うんぬんの話です↑※)
もうそれすらも自分への甘えで謝りたいのではないかと口に出すことをやめた感情・・・・・それとは別に甘えたかった子供心の自分がいて・・・・・・・
この苦しさは風邪のせいだろうか・・・それとも・・・・・・・・・・・
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「苦っ!!!!ちょ・・・・苦しっ・・・・!!!!!ヤメロ!!!!!!」
目が覚めると少佐は部屋から消えていた・・・・・・・・・
代わりにベッドわきに居たのは角の生えたいつものアレだった・・・・・・・・・
しかもそいつは俺が目が覚めたのを確認するや否やめちゃくちゃ苦い漢方をこちらにぶちまけてきた・・・・!
「・・・・その様子だと元気もどったみたいだね・・・・・」
猫はそう言いながら平然と布団を上げてベッドに入り込もうとしてきた
「って・・・・何やってんだ!!!!!!まだ布団に感染源が残ってたらお前まで風邪ひ・・・」
と言いかけたところで俺は言葉を続けるのをやめた
「少佐に甘えられたかい?」
ニヤニヤとする猫の糸目がかなり痛い
むしろ刺さる・・・・・ヤメロ痛すぎる・・・
「・・・・・・・いや・・・俺は・・・///」
甘えたくても上手く甘えることすらできなかった自分を悔やみそうになる
「・・・・・代わりに甘えてあげるよ」
ニヤニヤと猫が上から目線で何かを言ってくる。
俺はそれを壁に放り投げて部屋を後にした
「たまった仕事を片付けねば・・・・・」
いつもの日常がやってくる・・・・・・
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■間でXの方で会話してたため話考える余裕がぶっ飛びました(違う方向で(ある意味BLで合ってるんですけど)熱のこもった話してたので・・・・)最後前に描いたBL漫画のURLはっつけて送ったら引かれましたけど苦笑^^;
猫は喋るし真木より上を取ってこようとしてきます・・・・・でも多分同類な設定だと思います(妄想上では仲良しなんだー・・・・・・
って思いながらこれ文字として妄想垂れ流して垢消しとかならないかちょっと不安がってますが・・・・(大丈夫だよね。看病してただけの話だから大丈夫だよね・・・・・
載せる場所間違えたかと思いながら載せて寝ます。起きてここ消えてたらまじ泣きするよ私汗^^;